パートママの読書日記
面白かったといえるならそれでいい。
誤読でも、見当違いでも、思ったことは素直に残したい。
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2008-07-03 (Thu)
約束の河

今川出流はいったいどんな人間だったのだろう。
子供の頃河原の廃車で遊んでいた突然4人の少年を襲った悪夢は4人の運命を一瞬にして変えてしまった。一人は死に二人は助けられ、そして助けた少年は片腕を失った。消える事のない恐怖の記憶と助けられたものと助けたもの。25年たった彼らはその事件以前の関係ではない。
助けた少年、今川出流があの河で死ぬ。事故か自殺か、それとも。
本編とからまりあう「業火」という小説のようなもの。その小説は今川出流が書いたものか。
物語の中盤になるとその謎が一気にわかるのだが、その動機がわからない。他にもわからないことはたくさんある。優しすぎる北見の妻香織、なんだかなに考えているのかわからない。タレコミ後の藤代の行動、中途半端すぎる。
「業火」にかかれた今川の心理は奈津や北見や島尾が感じる今川なのだろうが、何か読み終わると違う気がするのだ。
一番あの事件で深く傷ついていたのはやはり今川自身だったろうと。誰よりもあの事故の思い出の残る街から逃げ出したかったのは今川だろうと。奈津を愛しながらも一番そうなってしまったことに後ろめたさを感じていたのは今川だろうと。子供のときと同じ様にとっさの時には正義感で行動してしまう男だったのではないかと。
今川出流がわからないまま終わってしまったが、弱い男が大事なものに気づくまでに大きな犠牲が払われてしまったなあと思う。

今川出流はいったいどんな人間だったのだろう。
子供の頃河原の廃車で遊んでいた突然4人の少年を襲った悪夢は4人の運命を一瞬にして変えてしまった。一人は死に二人は助けられ、そして助けた少年は片腕を失った。消える事のない恐怖の記憶と助けられたものと助けたもの。25年たった彼らはその事件以前の関係ではない。
助けた少年、今川出流があの河で死ぬ。事故か自殺か、それとも。
本編とからまりあう「業火」という小説のようなもの。その小説は今川出流が書いたものか。
物語の中盤になるとその謎が一気にわかるのだが、その動機がわからない。他にもわからないことはたくさんある。優しすぎる北見の妻香織、なんだかなに考えているのかわからない。タレコミ後の藤代の行動、中途半端すぎる。
「業火」にかかれた今川の心理は奈津や北見や島尾が感じる今川なのだろうが、何か読み終わると違う気がするのだ。
一番あの事件で深く傷ついていたのはやはり今川自身だったろうと。誰よりもあの事故の思い出の残る街から逃げ出したかったのは今川だろうと。奈津を愛しながらも一番そうなってしまったことに後ろめたさを感じていたのは今川だろうと。子供のときと同じ様にとっさの時には正義感で行動してしまう男だったのではないかと。
今川出流がわからないまま終わってしまったが、弱い男が大事なものに気づくまでに大きな犠牲が払われてしまったなあと思う。
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